2019年11月01日
プレスリリース

建築家 隈研吾がチャータードグループと協働でアマン京都に隣接する最先端のラグジュアリー・レジデンスをデザイン
― 2022年に京都ラグジュアリー・レジデンスが開業 ―

株式会社ウェルスプリング・インベストメンツ・ホールディングス(本社:東京、代表取締役社長:渡邉佳洋 )は、アマン京都のオープンに併せて 2022年に開業を予定している「京都ラグジュアリー・レジデンス」の開発を発表します。この新たな計画は、ブランデッド・レジデンス における新たな基準を設けることを目的にしています。チャータードグループ(本社:シンガポール、会長:エヤル・アグモニ)は、日本法人である株式会社ウェルスプリング・インベストメンツ・ ホールディングスを通じて、様々な事業からホスピタリティ事業へ投資を行うプライベート・エクイティです。 同グループは、著名な建築家、故ケリー・ヒル氏と協働し、2019年11月にアマン京都を設立。そして、このたび、建築家の隈研吾氏と パートナーを組み、雄大な鷹ヶ峰と鷲ヶ峰から望むことのできる自然、古からの歴史や文化に豊む京都の地において、ラグジュアリー・ レジデンスの開発を進めています。

アマン京都は、京都の名所のひとつでもある金閣寺に隣接。京都で最も静寂さが保たれた場所「シークレット・ガーデン」の地に設立されました。

アマン京都を手掛けた故ケリー・ヒル氏とのコラボレーションは、隈研吾氏がチャータードグループと協働するきっかけにもなりました。隈氏は「ケリー・ヒル氏は私の友人でしたし、彼の建築をとても尊敬しています。だからこそ、彼が手掛けた建築物の隣で新たなプロジェクトに関わることに、とても感動しています」と語っています。また、隈氏は自然保護に対する想いが強く、ケリー・ヒル氏がアマン京都に施した建築は、彼に強い印象を残しました。アマン京都は、京都の名所のひとつでもある金閣寺に隣接。京都で最も静寂さが保たれた場所「シークレット・ガーデン」の地に設立されました。ケリー・ヒル氏は、庭園の美しさを引き出すとともに、歴史的な神秘性を強調するため、ほとんど庭園に手を加えることなく、ホテルの建築に成功しました。加えて「京都の素晴らしさは、自然そのものの美しさはもちろん、その自然を長い間、人間が守ってきたという歴史そのものです。その歴史と自然との組み合わせが、日本の他の都市にはない京都の宝だと思っています。特に、京都ラグジュアリー・レジデンスの立地は、自然がとても美しく、金閣寺も隣接するなど歴史の力も感じさせくれる場所です」と、隈氏はこの地に対する思いを語りました。

新ラグジュアリー・レジデンス開発プロジェクトについて

チャータードグループによる新ラグジュアリー・レジデンス開発プロジェクトにあたり、隈研吾氏は、モダンながらも京都らしさを残す 絶妙なバランスの建築を目的としました。「立地がとても魅力的。近くに川があり、谷があり、そして二つの山の間から京都の街が一望で きる。京都でも稀少な立地に魅力を感じました」。

「自然や歴史的建造物保護に対するリスペクトが、京都を素晴らしい都市に作り上げてきた」と語る隈氏。それは、環境と文化への配慮を 持ち合わせた最先端のラグジュアリー・レジデンスに求められる繊細なバランスであり、チャータードグループ会長のエヤル・アグモニも、 その実現を目指しています。

エヤル・アグモニは「私たちは、長く受け継がれた伝統、文化的遺産、神秘的都市を包括した土地としての京都を愛しています。古い町並みを散策する度に、観光客もその歴史的・文化的な価値を認識しています」。さらに「もちろん、私たちは隈氏の建築だけでなく、自然や歴史的都市としての京都の重要性について精通しています。隈氏のビジョンと私たちが目指す建築には多くの共通点があり、彼をプロジェクトに迎えることで、京都ラグジュアリー・レジデンスとアマン京都の個性的なデザインが融合できると思います」と、隈氏との協働について高い期待を寄せています。

隈研吾氏について

東京、中国、およびパリにオフィスを構える国際的にも評価が高い日本の建築家。自然の素材や光を強調した調和的なデザインで有名。 隈研吾氏は、1979年に東京大学の修士課程を修了し、1990年に隈研吾建築都市設計事務所を設立。慶應義塾大学教授を経て、 2009年より東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授。 1997年に、伝統芸能伝承館「森舞台」(宮城県登米町)で日本建築学会賞を受賞。2010年には、根津美術館で毎日芸術賞を受賞。近年の作品 では、サントリー美術館(東京都港区)や浅草文化観光センター(東京都台東区)、シティ ホールプラザ アオーレ長岡(新潟県長岡市)、 歌舞伎座(東京都中央区)、ブザンソン芸術文化センター(フランス)、マルセイユ現代美術センター(フランス)、V&Aダンディー(イギリス・ スコットランド)が挙げられる。隈研吾建築都市設計事務所では、現在大成建設・梓設計とともに新国立競技場の設計を手掛ける。 また、多数の本も出版しており、その多くは中国語および韓国語に翻訳されている。代表作『反オブジェクト―建築を溶かし、砕く』 『自然な建築』『小さな建築』は、イギリスの伝統的な建築学校であるAA School(Architectural Association)の出版部門として派生 した、AA Publicationsから英訳版も出版されている。

チャータードグループについて

チャータードグループは世界5拠点(日本、シンガポール、ドイツ、タイ、ルクセンブルク)で投資事業やその他の事業などグローバルビジネスを展開しており、会長である最高経営責任者のエヤル・アグモニは、テル・アビブ大学 (イスラエル) のインターナショナルアドバイザリーボードメンバーをも務める。投資事業は、投資銀行、プライベートクレジット、不動産開発およびホスピタリティ、 テクノロジーの4つの主要部門に分かれている。約30年間、様々な事業への投資経験を経て、2019年11月1日にアマン京都を開業。現在、日本ではいくつかのホテルに加え、北海道にアマンニセコを開発中。チャータードグループは、何年もの間、イスラエルのスタートアップ企業への投資にも注力しており、日本企業との懸け橋になりつつある。